Paleocraft製のエラスモテリウムが届きました。
エラスモテリウム / Elasmotherium
エラスモテリウムは250万年前から1万年ほど前までユーラシア大陸に生息していたサイの仲間です。これだけ長い時代を一括りに更新世と呼ぶのですが、この間幾度となく氷期が訪れました。そんな時代を生きたサイですから、全身が長い毛で覆われていたようです。体長5m、体重は4tを超えたそうですから、動物園やサファリパークで見ることのできる現生のサイよりふた回りほど大型だったでしょうか。
エラスモテリウムの骨格は国内でも見られますかね?詳しくないのですが、たしか国立科学博物館には無かった気がしますね。生で見てみたいものです。
Elasmotheriumu by Sean Cooper
著名な古生物アーティスト(英語ではPaleo Artistと呼びます)であるSean Cooper氏のエラスモテリウムは全長250mmほどで縮尺は1:20です。価格は$126.00でした。
キット紹介
パーツ分割はとてもオーソドックスです。重量のある本体を四肢が真っ直ぐ支えられるのが良いですね、安心です。レジン制ベースとパイン材のベースが付属するのもいつも通りですね。
パーツレビュー:ベース
岩場のようなモールドが施されたベースです。やっぱり雪景色が似合うんですかね。じっくり考えましょう。
パーツレビュー:脚部とツノ
パーティングラインにバリはありますがデザインナイフやペーパがけでなんとかなりそうです。ガレージキットでこの精度はありがたいですね。ちなみにこのツノだけで2m近くにまでなったそうです。デカい。
パーツレビュー:頭胴部
キットでも迫力が伝わる胴体です。特に肩の隆起がすごいですね。骨格の画像を見てみると背骨の棘突起が伸長しています。ここに多くの筋肉が付いていたと思われます。
その肩部にゲート痕があります。レジンを流し込む時の通路ですね。毛並みを彫刻してやる必要がありますが、他のパーティングラインはやはりペーパーなど簡単な処理でいけそうです。
毛並みはともかく、この耳が一発で抜けるものなのでしょうか。ちなみに彼らはプロのキャスターに複製を任せていることが多いですね。
現生のサイが鼻の上にツノを持っているのと異なり、エラスモテリウムのツノは額の上に生えています。そしてこれ骨ではないので化石や骨格として残らないのですね。円形の土台を持った頭蓋骨の形状から「皿の獣」の意味を持つエラスモテリウムと名付けられたそうです。
Paleocraft by Sean Cooperの「エラスモテリウム」キットレビューでした。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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