Shapewaysにて購入したウォーターバックの塗装済完成画像です。
ウォーターバックはアフリカに生息するウシ目ウシ科の草食哺乳類です。体長170-220cm/肩高110-130cm程度だそうなので、奈良のシカとあまり変わりないですかね。キットは1:20スケールで全長10cm程度です。
海外サイト「Shapeways.com」では、世界中の個人アーティストのデジタル造形作品を購入することができます。アーティストはデータをShapewaysに登録し、購入者が注文するとShapewaysのファクトリーにて出力して発送してくれるという仕組みです。
送料もかかりますので複数まとめて注文しました。ウォーターバックは$26.61でした。
キットと書きましたが、3Dプリンターによる出力品ですのでワンパーツです。組み立てはありません。ただかなり粉っぽいので十分に洗浄してから塗装しました。
東京・上野の国立科学博物館が大好きなのですが、久々に行ったら野生動物の、特にウシ類の多様な美しさが心に残りまして、その後見つけたShapewaysでMiniNatureさんの作品を購入しました。改めて考えてみたら、頭にこんな大きなツノを持っているのはとても不思議なことだと思うんですよね。それが種によって様々というのも。こうした野生動物が1種でも多く、1年でも長く存在できる地球環境であってほしいものですね。
洗浄が終わったら十分に乾燥させガイアのピンクサーフェイサーを吹いています。さらにラッカーでベース色をエアブラシ塗装した後に水彩と油彩で仕上げました。技法や画材の相性を確かめる練習台になってもらいました。
Shapewaysでは作家・作品により出力する素材を選べることがありますが、「White Natural Versatile Plastic」という素材がスタンダードになります。ナイロン12と呼ばれるものみたいですね。
これがまぁとにかく硬くて、研磨には相当の根気が必要そうです。リューターとかでうまくいくんですかね。体毛のある哺乳類だからまぁいいか、ということでそのまま塗装しました(笑)。アップにするとガサガサですが、遠目には全然イケると思います。自立が難しいのでアクリル板に2液性エポキシ接着剤にて固定しています。
キット&制作データ
◆Model:ウォーターバック / Waterbuck (Kobus ellipsiprymnus)
◆Manufacturer:Mini Nature / Shapeways
◆Sculptor:Mini Nature
◆Scale:1:20
◆Marerial:White Natural Versatile Plastic
◆Finish:ラッカー、水彩、油彩
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