【レビュー】ティラノサウルス / PNSO

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PNSOの完成品フィギュアを購入しました。

世界経済における中国の隆盛がすごい(すごかった)ですが、模型の世界も例外ではありません。10年、15年前の中国製プラモデルなど精度や再現性において低品質のものばかりだった印象があるのですが、その後品質はとても向上しており、Made in Japanを凌ぐような精密キットメーカーもあるように思います。

大昔は子供が戦わせて遊ぶような「おもちゃ」としての恐竜フィギュアしかなかったと思いますが、現在は「大人のコレクション」としてのフィギュアが様々なメーカーから販売されていますね。恐竜フィギュアの世界でも中国製は元気なようで、今回紹介する「PNSO」もそんなメーカーのひとつです。

自分で手を動かしたいので基本的には自分で組み立てと塗装を必要とする「キット」が好きなのですが、かなり人気(らしい)恐竜フィギュアのクオリティを見てみようじゃないか、ということで購入しました。本音を言えば、手頃な価格とコレクション性のあるラインナップにハマる自分に抗っていたのですが、、、手を出してしまいましたね笑。

コストのかかっていそうな艶消し仕上げの化粧箱入りで届きました。デザインはシンプルで良いですね。

「Wilson」とあります。そんなニックネームのついたティラノサウルスの標本はありましたかね。

箱から取り出してみました。1:35スケールで全長345mmだそうです。最新の研究結果を反映していると思われ、胴体は大きくどっしりとしています。なかなか良いフォルムですね。色味もケモノ感があって良いと思います。

素材はPVC(ポリ塩化ビニル)のようです。PVCは可塑剤の自在な配合具合で用途に応じた硬度を持たせられると聞きましたが、このティラノサウルスは硬いですね。重さは測っていませんがずっしりしています。

工場で大量生産しているとは思えない塗装のクオリティですね。もちろん一点物の塗装品には敵いませんが、このクオリティの恐竜フィギュアがおよそ8,000円で、しかもAmazonで買えて当日や翌日には届くというのが凄い。

さすがに眼の塗装は難しいんですかね笑。PVCならリペイントもできますからいずれ自分で筆入れしても良さそうです。

このティラノサウルス、下顎が可動するんですよ。すごいですね。口の中の塗装も合格点だと思います、ツヤ感も綺麗。

体表はだいぶゴツゴツした感じですが、違和感はあまりありません。お腹にCEマークが刻印されています。世界中に輸出されているであろう量産品ですからこの辺は仕方ない。自重をバランスよくしっかり2本足で支えているのが素晴らしいです。安定感あります。

調べたところ標本番号AMNH 5027のティラノサウルスの復元だそうです。「ウィルソン」と名前があったんですね。

ポスター?とかイラスト?とか付属アイテムがふんだんに同梱されています。マニュアルまでありますね笑。

個人的には付属品はなくても構わないのですが、それ込みでも1万円しないという驚異の恐竜フィギュアでした。ちなみにティラノサウルスは大柄なので高額の部類。多くの恐竜が5,000円程度で買えるようですね。恐竜好きの大人が集めたくなる気持ちがよく分かりました笑。

最後までご覧頂きありがとうございました!

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