Cretaceous Creations of Americaのケラトサウルス vs ケントロサウルスの完成画像です。
ケラトサウルスはジュラ紀を代表する肉食恐竜の一種で、体長は4-6m、北アメリカやアフリカに生息していました。一方アフリカで見つかっているケントロサウルスは、有名なステゴサウルスに近縁な剣竜類で体長は3-5mとステゴサウルスよりかなり小型です。
Shane Foulkes氏原型制作の本キットは、そんな2種が争う様子が再現されています。スケールは1:18で、ケラトサウルスが約350mm、ケントロサウルスは約280mmと小ぶりです。キット価格も$229.99とお買い得だと思います。
攻撃を仕掛けようとするケラトサウルスに対し、それをケントロサウルスが牽制しているような構図でしょうか。体は同じ方向を向きながら互いに見合っている様子がわかります。
ケラトサウルスはヒョウモントカゲモドキをイメージして塗装しました。ケントロサウルスは草食動物らしいグリーンベースで、ずらりと並んだ背骨板とスパイクは濃い色調でアクセントとしています。
キット付属の石膏製(と思われます)のベースの下部をカットして、ウォールナット材ベースに固定しています。このベースのカットが一番大変な作業でした。ノコギリの刃がすぐ詰まってしまうんですよね。二度とやりたくない作業です(笑)。
ケラトサウルスは左脚に真鍮線を入れベースまで貫通させることで姿勢を保持しています。
ウォールナット集成材のベースはW300xD250xT20mmです。左隅に銘板を埋め込んでいます。
ケラトサウルスのホワイトからイエローへのグラデーションはラッカー塗料を使用しています。模様や細部の仕上げには油彩を使いました。画像ではわかりにくいのですが、眼球のモールドを彫りアクリルアイを入れています。
ケントロサウルスも同様です。実物では目がかなり澄んでいて、追視効果も手伝って大変リアルな仕上がりになっています。
ケントロサウルスもラッカーで基本塗装しています。航空機のプラモデルに使うようなブルーグレーで立ち上げ、背面のグリーンは油彩です。
長い牙が特徴のケラトサウルスのツノは武器としての強度を持たなかったそうです。いくつかの亜種が知られていますが、キットではそこまでの特定はされていませんでした。
スパイクは赤みを持った茶色で塗装しています。画像だと黒1色に見えますね。
最近でこそ2体1組になったキットが増えてきましたが、10年ほど前にリリースされているこの作品はその先駆けかもしれません。大きさもコンパクトでお勧めできる好キットです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
キット&制作データ
◆Model:ケラトサウルス / Creratosaurus ( Ceratosaurus nacicornis ) vs ケントロサウルス / Kentrosaurus ( Kentrosaurus aethiopics )
◆Manufacturer:Cretaceous Creations of America
◆Sculptor:Shane Foulkes
◆Scale:1:18
◆Marerial:Resin
◆Finish:ラッカー、油彩
コメント