Creative Beast Studio製のナーストケラトプス頭骨模型です。
ナーストケラトプスは、白亜紀後期に生息していた草食恐竜です。頭部にフリルを纏いツノを生やした恐竜はトリケラトプスが大変有名ですが、トリケラトプスも属する「ケラトプス科」には下位分類に数多くの亜科や種を持っていて、フリルやツノの形態も種によって様々です。それだけ繁栄(成功)した進化だったのでしょうね。首から後ろはどの種も似たようなものですし、物理的な戦闘のためであれば頭部の形態も大きく変化する必要はないでしょうから、素人考えですが種ごとの性的アピールに使われたのではないかと思います。
2013年に記載されたナーストケラトプスには鼻の頭のツノはありません。両眼上の2本のツノは大きく湾曲してまるで雄牛のような感じですね。体長は4.5mほど、頭骨は1.5mほどあったそうです。
キットはCreative Beast Studioが3Dプリントモデルを提供するShapewaysにて$23.64で購入しました。
スケールは1:18、掌に乗る小さな頭骨レプリカです。3Dプリント製品は非常に軽いので、ベースにはアクリル製のリングスタンドを使用しています。
スケルトン(骨格)モデル好きなんですよね。絶滅した恐竜の立体化には少なからず造形する人の感性が反映されると思いますが、スケルトンモデルはもう少し真実に近いと思うんです。骨格から色々想像するのも楽しいですしね。
フィニッシャーズ・マルチプライマー塗布のあとに、ガイアノーツのサーフェイサーEVO”ブラック”を吹きました。光の透過を抑えたかったのと、ブラックから立ち上げた時の油彩の様子を見たかったからです。流石に真っ黒からでは色が立たない気がしたので、光の当たる上部を中心にホワイトを吹き付けてから油彩に移行しました。
思った通り色が乗りにくいですね。絵画のように厚塗りするなら別ですが、模型製作における油彩の使い方ではブラックの立ち上げは不向きかもしれません。もしくはチタニウムホワイトでドライブラシするのも良いかも。
今回は艶を消さず、油彩そのままの仕上げとしました。飴色の光沢と透明感が良い雰囲気です。
キット&制作データ
◆Model:ナーストケラトプス / Nastoceratops (Nasutoceratops titusi )
◆Manufacturer:Creative Beast Studio
◆Sculptor:Raul Ramos
◆Scale:1:18
◆Marerial:White Natural Versatile Plastic
◆Finish:ラッカー / 油彩
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